2008/11/18

運命の中国戦

一旦ホテルに戻り応援道具を持って再度リンクへ。会場入りして横断幕を貼って いると警備員が跳んできて何やら騒いでいる。どうも『横断幕を貼ってはいけない』と言っているようだ。『昨日まではOKだったじゃないか』と食い下がる団 長。すると『今日は中国のVIPが多数観戦に来るので横断幕は駄目だ』と言っている。そんなのそっちの勝手な都合じゃないかと思いつつこれ以上トラブルを長引かせても仕方ないし、横断幕は手で持って掲げる分にはOKという確約もとれたので渋々引き下がる。

上海在住の日本人の方がバス3台で応援に駆けつけてくれた。総勢で150名ほどいらっしゃるとか。なんとも頼もしい限り。いくら中国人観客が多いとはいえ150名の日本人が固まって応援すれば選手にも声援が届く筈だ。

そしていよいよ運命の中国戦の試合開始。

1ピリは0-0。失点しなかったものの得点も奪えなかった。二度のパワープレーのチャンスを生かせなかったのだ。得点できそうな匂いというか雰囲気が感じられずそれが非常に気になった。でも失点しそうな匂いも無かったんだけどね。まずまずの立ち上がりだと思う。

2ピリ。中盤に反則でキルプレーに。浮いたパックを叩かれてGKの肩口に決められてしまう。こっちから見ている限りではハイステックっぽいシュートに見えた。微妙なゴールだったのでビデオ判定での確認があったのだが結局得点が認められてしまった。

3ピリ。開始早々に中国#12に決められてしまう。フリーにしちゃ駄目なんだ、12番と14番は。とにかくこの二人は要注意なんだけど12番がGK左でフ リーになってしまい叩かれた。失点した瞬間に俺は腰が砕けたような感じで思わずしゃがんでしまった。横にいる団長から『立てよ!』と叱咤されもう一度気合 いを入れ直す。さすがだ団長。

結局試合はこのままのスコアで試合終了。0-2で敗戦だった。試合終盤は残念ながら中国との力の差を感じさせるような展開であった。ここ数年中国には対等に渡り合えていた。しかし中国はこの一戦の為に日本の事をきっちりと研究して来たんじゃないかと思う。ハルピンの世界選手権で見た中国とは違ってみえた。

勝つと負けるでは本当に大きく違う一戦。結果は非情なものだったが若い選手にはこの経験を無駄にせず次に生かして欲しいと願うばかりである。

俺個人としては、女子アイスホッケーの五輪最終予選は3度目の観戦だった。ソルトレイクを目指した8年前はスイス(エンゲルベルグ)、4年前のトリノ五輪の際はロシア(ポドルスク)、そして今回の上海。3度目の正直はならなかった。俺はただただ応援するばかりであるが、この3度の大会にずっと日の丸を背負って出場した選手もいる。ずっとトップレベルの選手であり続け五輪出場を目指した彼女達には敬意を表するとともに、その心中を思うと胸が痛くなる。

それから、バンクーバの次の冬期五輪はロシアのソチ。行けたとして団長は50歳超えちゃうね(笑)40代のうちに連れて行ったあげたかったよ。(って俺が連れて行くわけじゃないですけど・・・)

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

おひさー。ちっちょりです
えっ!団長50越えちゃうの!!
びっくり!
てか、私もギリだけどさ

iso さんのコメント...

ちっちょりさん、ご無沙汰っす。
あくまで4年後ですけどね。
月日の経つのは早いものですな。
ちっちょりさんと初めて会ったビッグハットから何年経った事か・・・(苦笑)