2009/01/29

韓国滞在記 その2

日曜日、前夜の夜更かしがたたりちょっと遅めに起床。ホテル横の食堂で朝食をとる。そのまま梨泰院(イテウォン)の街を散策する。アンティークの店が並ぶ通りからメインのストリートへ。米軍基地がそばにあるせいかアメリカンファッションの店が多い。ホッケージャージを並べる店も数軒あった。とはいえNHLやチームカナダといった日本でも手に入るようなものばかりだったのであまり興味も沸かなかった。半日ほど梨泰院をブラブラするが結局何も買わず。

昨日のリンクは満員だったので今日は早めに向かう事にする。ゴール裏の端の通路部分を確保して立ち見で応援する事にする。さて試合開始。昨日と比べると西武の動きも悪く無い。幸先良く3点先取。団長曰く「あんまり点差がついてもなぁ・・・」とポツリ。完全アウェイの状態で一方的にリードする展開はあまりよろしくないと危惧する。以前このリンクで西武が一方的にリードしたときにハルラサポーターともめた事があったのだ。まぁしかしそんな心配は無用な展開に。あっというまに追いつかれる(涙)このあとはリードすれば追いつかれるという展開。

さて、孤軍奮闘二人で西武を応援していたのだが、ふと気がつくと我々と一緒にコールする声が聞こえる。「隣のアメリカ人がなんか一緒に応援してるみたいだよ」と団長。その外国人青年に話しかけてみると、名前はJasonといい、東京在住のアメリカ人で日本語も達者である。意気投合して一緒に応援する。しばらく応援していると今度は女性の声が加わってきた。韓国人のヒーちゃんとインちゃん。彼女達はhigh1サポーターだそうだが西武にもお気に入りの選手がいるとのことで一緒に応援してくれた。こちらも日本語が非常に上手である。即席西武サポーター5名集結(笑)まさに多国籍軍ではあるが異国の地では本当に心強い限りである。俺と団長が日本語中心で会話するのは当たり前だが、おもしろいのはJasonと彼女達が会話する時も日本語で会話するのである。日本語で会話するアメリカ人と韓国人は見ていてなんだか微笑ましかった。

さて肝心のゲームではあるが、1点のリードのまま3P終盤を迎える。が、ラスト1分を切ったところで追いつかれ延長へ。こういう展開の時はやはり流れをつかむのは難しい。PS戦にまでは持ち込んだが結局ハルラの勝利。残念ではあるが相手の方が勝利への執念が上回っていたとしか言いようが無い。場内はハルラファンで大盛り上がりである。

ますます寂しい気分になった我々であるが気を取り直してリンクを後にする。ヒーちゃん、インちゃんと同じくhigh1ファンのYUKIさんも加わり6人で安養(アニャン)の街へ。彼女らの案内で食事をとる事にする。

安養のネオン。ちなみにJasonハーフパンツで足出してます(右から3人目)。
寒いリンクでも平気で足出してます!若いって素晴らしい・・・。


皆で韓国風しゃぶしゃぶを頂く。野菜が多い。麺を入れたあとに最後は鍋にご飯を入れる。韓国でしゃぶしゃぶは初めてだったがなかなか美味しかった。

安養駅に着いた頃には終電間近の時間になっていた。彼女達とは駅まで見送ってもらい「またどこかのリンクで会いましょう」とここで別れる。いろいろと感謝である。旅先の出会いは本当に楽しい。さて我々もJasonも目指す駅までの終電は無いようである。お互いに途中でタクシーを拾うしかなさそうだ。先に俺と団長が電車を降りた。Jasonとは東京で再会する事を約束し別れを告げる。

月曜は朝6時半にホテルに迎えが来て金浦空港へと向かう。帰りの窓からは雪景色の富士山がくっきりと拝めた。羽田に降り立つと気温が高い。さっきまでの身を切るような寒さがちょっと懐かしい。たった2泊の短い旅だったが友人もできたし、とても有意義な遠征であった。白星見れれば尚良しだったんだけど・・・。